不登校と向き合う―私の体験談と不登校のあなたへ伝えたいこと―

こんにちは、ゆきみやです。
今日は私が不登校だった時の経験談と不登校、
学校へ行くのがつらいあなたへ伝えたいこと
を書いていこうと思います。

登校拒否

私の不登校は小学二年生から六年生まで続きました。
当時、学校ではゴミを投げつけられたり、暴言を吐かれたり
といったイジメ、さらに多汗症だったことでそれをからかわれたり、
そして根っからのコミュニケーション下手や、
勉強が苦手という問題が重なり、学校に通うことがとても辛い
状況でした。こうした背景から、不登校に至ったのだと思います。

このブログを読んでくださっている方の中にも、
過去に不登校だった方、現在、不登校で悩んでいる方、
また、不登校のお子さんを支えているご家族の方々が
いらっしゃるのではないでしょうか?
どんな状況でも、あなたが感じている苦しみや、悩みは
決して軽んじられるものではありません。
たとえ他人から「逃げている」と非難されようとも、
誰にでも心の痛みはあります。外から見れば
「たいしたことない」と思えることでも、本人にとっては
耐え難い現実です。

不登校という悩みは簡単に解決できるものではないと思います。
でも、時には肩の力を抜いて「まぁ、こんな自分も悪くないか」
と、思える瞬間を作ることが心を軽くする秘訣かもしれません。

不登校になる原因は人それぞれ

不登校になる理由は多岐にわたります。いじめ、
友達ができない、集団生活の苦手意識、勉強についていけないなど
原因は千差万別です。私自身は、いじめや体のトラブル、
そしてコミュニケーションの難しさなどが重なった結果、
不登校になりましたが、どんな理由であれ、その苦しみは
個々に異なるため、周囲の理解や支援が必要不可欠だと
感じています。

学校へ行くことがつらい場合の選択肢

私が経験したように、どうしても学校へ行くことがつらい場合、
行かないという選択肢も存在します。もちろん、学校に通わない
ことは後々の人生で苦労する場面を生む可能性もあります。
私自身も、大人になってから「もっと学校に通っていれば…」と
後悔したことも少なくありません。しかし、心が壊れてしまっては
何の意味もありませんし、自分の心と体の健康を第一に考えるべきだと
思っています。

また、学校に行くことが難しい場合でも、家での学習をしっかりと
行うことが大切だと思います。
私は不登校期間にほとんど勉強しなかったため、大人になって
これが一番後悔しました。

フリースクールという選択肢

学校が無理そうならフリースクールに通うというのも
とても有効な手段だと思います。
私の場合、小学校のほとんどの日を家で過ごし、あまり登校することなく
卒業してしまったので、中学校はこのフリースクールのような
場所へ行きました。
当時は現在のフリースクールとは少し形態が違うと思うのですが、
不登校当事者だけが集まって一つのクラスとして、学校行事への
参加や、授業もしっかりおこなっており、とても居心地の良い場所でした。

フリースクールは同じ悩みや境遇を持つ仲間がいる場所なので、
相談や見学に行ってみる価値は十分にあると思います。
もしかすると、あなたにとって「ここなら自分らしくいられる」
と感じられるかもしれません。きっと優しく迎え入れてくれると思います。

いじめられるのがつらい…でも、どう対処すればいい?

私が不登校になった大きな理由の一つは「いじめ」でした。
学校に行くたびに、まるで標的にされるような感覚。
ゴミを投げつけられる、暴言を浴びる…。
「いじめなんて気にしなきゃいいじゃん」と簡単に言われる
こともあるけれど、それができたら苦労しませんよね。

もし今、あなたがいじめに悩んでいるなら、
「一人で抱え込まないこと」が何よりも大切です。

いじめへの対処法

◆まずは信頼できる人に相談する
・家族、先生、カウンセラー(スクールカウンセラー)、信頼できる友人などに話す
話すことで心の負担を軽くし、具体的な対策を一緒に考えられる。
「こんなことで相談してもいいのかな…」と思わずに、
早めに声を上げることが大切。
「話すこと」はそれだけで心の負担を軽くしてくれます。

◆証拠を残す
・いじめのLINEやSNSのスクリーンショット、実際に受けた、暴言や暴力を
録音・録画する、ノートにいじめを受けた日時と内容を記録するなど、
証拠があれば学校や警察、弁護士などに相談しやすくなります。
・学校が対応しない場合は、教育委員会などに相談
とくに、暴力や脅迫がある場合は、弁護士や警察に相談するのも
選択肢に入れていいと思います。

◆逃げてもいい
「戦わなきゃいけない」なんてルールはありません。
学校が辛すぎるなら、無理して行く必要はないと個人的には思います。
できれば環境を変えるのも一つの手だと思います。
・クラス替えの希望を出す、転校を検討するなど、
無理して耐えるより、自分を守ることが最優先です
・自分の心を守る
「自分が悪い」と思わないこと。
いじめは一人で抱え込まず、必ず誰かに相談してください
もし、身近に頼れる人がいないと感じたら、匿名の相談窓口を
利用するのも一つの方法です。
あなたの人生を、いじめる人のせいで壊される必要は
ありません。

◆いじめ防止の相談窓口を活用する
一人で解決しようとしないでください。専門の機関に相談するのも、
とても有効だと思います。
以下はいじめ相談ができる公的機関の一例です

子供のSOSの相談窓口(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/06112210.htm
24時間いつでも相談できる子供SOSダイヤルをはじめ、
SNS相談やあなたが住んでいる地域の相談窓口がたくさん載っているので
悩んでいる方はぜひ見てみてください

相談できる人がいない、親が理解してくれない…そんなあなたへ

学校がつらいのに誰にも相談できない。親は
「甘えているだけ」と言う。無理やり学校へ連れて行かれている…
そんな人もいるかと思います。

「どうすればいいの?」
「逃げることも許されないの?」

こんな思いで苦しんでいるあなたへ、少しでも気持ちが
軽くなるようなアドバイスを書きます。

①つらいのはあなたのせいじゃない
親が理解してくれないと「私が悪いのかな…」って思って
しまいますよね。でもそれは違います。あなたは何も悪くない。

「学校がつらい」「行きたくない」と感じるのは、
あなたの心が悲鳴をあげているサインだと思います。
親がそれを理解できないのは、ただ単に「想像できないから」
かもしれません。
でも、あなたの気持ちは本当に大切なものです。
無理に大人の期待に合わせなくても大丈夫です。

②相談できる人がいない時にできること
「先生もダメ、親もダメ、友達もいない…じゃあ
どうしたらいいの?」
もし今、誰にも頼れない状況なら、上にも書いた
「子供のSOSの相談窓口(文部科学省)」などで相談してみてください。

顔を見せなくても、名前を言わなくても相談できる場所もあります。
「今、つらいです」と話すだけでいいんです。
声に出すだけで、少し気持ちが楽になるかもしれません。
味方になってくれる人が必ずいます。

③無理やり学校へ連れて行かれるときの対処法
「行きたくない」と言っても聞いてもらえない時、どうすればいいか?
個人的な意見ですが、

◆できるだけ冷静に話す
親が怒っているときに「絶対行かない!」と反発すると、
さらに強く押し付けられることがあります。
冷静に「学校がつらい理由」を言葉にすることが大事かなと思います。

◆体調の悪さを伝える
「お腹が痛い」「頭が痛い」など、体の不調を伝えるのも
一つの方法かなと思います。ストレスで本当に体調が悪くなることも
ありますし、「精神的にしんどい」という言葉が伝わりにくいなら、
まずは体調不良として伝えるのもいいのではないかと思います。

◆学校以外の選択肢を提案する
親が「学校に行かせること」しか考えていない場合、
「じゃあ、フリースクールは?」と提案してみるのもいいかもしれません。

⑤それでも毎日つらい時は…
「もう限界…」と感じるときは、とにかく心を守れる安全な場所を
探すことが大事だと思います。上で書いたような相談窓口で話してみて
ください。きっと一緒に解決策を考えてくれます。

◆日記やノートに気持ちを書く
誰にも話せない時は、紙に書くだけでも気持ちが整理
されることもあります。

◆生きてるだけで良い。自分を褒めてあげる
学校に行けない自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
でも、生きているだけで、凄いことなんです!
今は苦しくても「この先、絶対に今より楽になれる日が来る」
と信じてほしいです。

⑥あなたは一人じゃない
今あなたが「相談できる人がいない」と孤独を感じているなら、
それは「まだ出会っていないだけ」です。
あなたの苦しみに寄り添ってくれる人はきっといます。
あなたの心が少しでも軽くなるように応援しています。

不登校のお子さんがいる親御さんへ

不登校のお子さんを支える親御さんは、本当に大変だと思います。
「なんとか学校にいかせなきゃ」と焦る気持ちや、
子供が学校に行くことを拒むとき、どう接してよいかわからず、
心を痛めていらっしゃるご家族も多いと思います。
私も大人になって過去を振り返ると、親の苦労や葛藤は並大抵の
ものではなかったと思います。
どうかご自分を責めず、お子さんと一緒に解決策を探すパートナー
として寄り添ってあげてください。

お子さんと同じく親御さんも一人で悩まずに、不登校の親の会なども
ありますので活用していただければと思います。

最後に

不登校、いじめ、親の悩み…。どれも一人で抱え込むには重すぎる
問題だと思います。
でも誰かに話すことで、その重さは少しずつ軽くなっていくと思います。

学校に「行くか」「行かないか」それぞれの選択があっていいと思います
大事なのは、自分が「これでいい」と思えることな気がします
あなたがどの道を選ぼうとも、その選択に至るまでの葛藤や努力は
決して無駄ではありません。

どんな状況でも、あなたを支え、手を差し伸べてくれる人は
必ずいます。
どうか一人で悩まず、信頼できる人や専門機関に相談しながら、
自分に合った道を歩んでください。

学校へ行くのが苦しくても、勇気をもって前に進んでいるあなた、
そして支えるご家族の皆さんに心からのエールを送ります。

最後まで読んでくださりありがとうございました!
では、また!