うつ病で働けなくなったときの生活費って···どうすればいいの?

もしも、うつ病になってしまったら…
あなたは何を心配しますか?
仕事ですか?
日常ですか?
不安ですか?
いろいろな心配事があると思います。
例えば仕事を休職したとしたら、
来月、再来月には給料が入らない状態になるとしたら
生活費がひっ迫するかもしれません。

そういうことを考えると、
無理してでも働かないといけなかったり、
病気の治療が満足に出来なかったりするかもしれません。
そんなことになったら万事休す状態です。

なので今回は、お金のことについて書きます。
お金があれば多少節約しないといけなくても
生活はできます。

会社に報告する

うつ病と診断されたら、会社に報告しましょう。
内緒にしときたい。
という気持ちがあるかもしれませんが、
報告しておくことで、仕事のやり方を工夫してくれる
かもしれません。仕事を分担してくれたり、仕事量を
減らしてくれたり、あなたのことを想って行動してくれるかもしれません。
それで仕事を続けれそうだったら生活費に困ることも
ないので、今まで通り仕事をしながら病気と向き合っていけることでしょう。

しかし、続けることが難しく休職せざるを得ない状況
もあるかと思います。
休職して少なくても給料が入るならいいですが、
休職しても給料が入らない場合もあります。

傷病手当

そんな時は、傷病手当をしてもらいましょう。
傷病手当金支給申請書の被保険者記入欄と
振込先を記入し、担当医に労務不能の証明を記入して
もらったら、職場に提出します。
職場の方も手続きのための書類を準備し提出してくれるでしょう。

受付から振り込みまで1ヶ月くらいかかりますが、
生活費が入ってくるので安心はあると思います。

また、退職した場合も
継続して申請することもできます。
その場合も、傷病手当金支給申請書の被保険者に記入
と振込先を記入します。
そして、担当医からの労務不能の証明を記入してもらい、健康保険組合に提出します。

医療保険

次に、病気が進行し入院が必要だった場合です。
入院した場合、入院費も必要になります。

しかし、医療保険に入っていれば、
保険に合った金額をもらうことができます。
うつ病でももらえるの?と思った方は、
一度問い合わせて確認してみてください。
通院保険に加入していた場合、
通院も保険金が出ると思いますので合わせて確認してみてください。

手続きは書類が送られてくるので、
名前や住所、病名を記入し、病院から診断書が必要です。
病院の診断書は発行まで1週間~2週間かかります。
全ての書類が揃ったら保険会社に提出しましょう。
数日後には振り込まれてます。

失業手当

仕事を退職した場合、ハローワークで失業手当の
手続きをすると思います。

うつ病で退職した場合も同じようにハローワークで、
失業手当の手続きができます。
例えば自己退職で90日もらえる受給だった場合でも
うつ病が原因で退職した場合約1年くらいに伸びます。

ここで注意する点は、
「全く働けない状態である」ことです。
うつ病で働くことが出来ない場合、
回復を待ってからの受給となります。

終わりに

今回は、私の経験から書かせていただきました。
私がうつ病になったとき働くことも困難でありながら、
生活苦でもありました。
しかし、職場が傷病手当をしてくれて、
治療に専念することができました。

傷病手当の手続きも医療保険の手続きも
姉がしていたらもっと楽に終わっていたでしょう。
しかし「頼りたくない」という私のわがままを
姉は受け止めてくれたので、会社から届く書類等を
全て病院まで届けてくれました。

閉鎖病棟から鍵のない精神病棟に行けるようになって
から電話をしながら書類を仕上げたことを覚えています。
失業手当に関しても、ハローワークの方で
本当に働ける状態なのか病院に問い合わせてからの
受給確定となりました。

傷病手当と医療保険だけでも100万円近くはあります。
なので新たに家を借りることもできました。
そして毎月もらえる失業手当でリハビリとして
単発の仕事もできました。

すぐにレギュラーワークで働こうと思い
面接もしましたが、人と話すことが難しい状態という
ことがわかったので、だれとも話さなくていい
単発の工場派遣に週2回~3回行って人に慣れることから始めました。
約1年間安定して入ってくるお金や
保険で入ってきたお金は少なからず安心感でしかありません。
そのおかげで心にゆとりもでき、自分に合った働き方
を見つけることができました。

もしも、みなさんがうつ病をきっかけに生活費で
困っているということがあれば一人で悩まないで、
いろいろな制度を利用しながら治療に専念してほしいと思います。