うつ病の解決策とは?
今回は自分がうつ病になって実践したことを書きます。
うつ病は今となっては、受け入れてもらいやすい言葉だと感じます。
その点で私はこの時期にうつ病になってラッキーだったのかもしれません。
実際にはラッキーと思えるほど甘い病気ではないのですが…。
しかし、乗り越えるチャンスは少なからずあります。
一人で悩まないで、誰かに頼ることはとても大切なことです。
相談する
私は上司に自分の行動を相談しました。
そしてすぐに病院に行くように言われました。
なので職場の近くのクリニックに電話をしてみたら
受診は1週間後と言われビックリしたのを覚えています。
この1週間が長いこと。今ヤバいと思ってるのに…という心境。
このように皆さんは相談できる人はいますか?
少しでも話せると少なからず助言をもらえます。
私は姉にも相談しました。
というか、受診後にうつ病と診断されたことを
打ち明け、なぜかごめんね。と謝りました。
行動に移してくれる人
姉に打ち明けた後すぐに姉は長期間の仕事の休みを取り家に来てくれました。
歩くのも姉が付き合ってくれました。
しかし、既婚者なので
ご主人にすごく申し訳ない気持ちだったのを覚えています。
それでも近くにいてくれました。
私の体調も安定してきて3ヶ月後に姉は帰りましたが、次の日にはとんぼ返りでまた来ました。
その理由はまた自傷行為をしたからでした。
次は職場からもストップがかかり、傷病手当をしてくれて入院という形になりました。
周りから助言をもらったとしても、
姉がいなくなるという環境の変化がとてもきつかったです。
その逆で姉が来た時もその変化がきつかったです。
皆さんは環境の変化、予定の変更、約束など
そのような変化に動揺と出来るかな?
というような不安を感じることはないでしょうか?
もしも、あるよ!って思う方がいたとしたら何も心配いりません。
全部うつ病の症状です。
私は先生でも何でもないですが、入院したとき先生に言われました。
だから自分を責めないでください。
入院をする
入院と聞くと怖いイメージを持つかもしれません。
とくに閉鎖病棟になると、悪者ですか⁈
というような思いにもなるかもしれません。
しかし、怖いというより「休憩する場所」
と思ってもらったほうが正解だと思います。
入院をして何をするのかというと、
テストをしたり絵を描いたり、臨床心理士さんと話しをしたり。
あとは自由です。
時間がゆっくり進み、各々時間を潰すだけです。
看護主任さんが言っていました。
「何もないでしょ?静かでしょ?それでいいんですよ。
外の世界は情報が多すぎて自然と疲れてしまうので休憩してくださいね。
携帯にも触れないので慣れないかもしれませんが、
それだけ縛られてた。ということですね^^
3日もすれば携帯が無くても慣れますし、
広場にあるテレビの音すらもうるさく感じると思いますよ。」
なんでかホッとする感じです。
まず、自分の居場所を確保できた。
これは大きいです。
決められたルールはあるけれど、難しいことではない。
色んな人はいるんだろうけれど、周りを気にしなくていい。
自分の時間ができる。
これは一番嬉しい反面、何か色々考えてしまうので辛い。
ですが一番大事です。
考える時間がある
私はうつ病がどんなものか、そのときもわかっていませんでした。
なので臨床心理士さんに全て話せば楽になって元通りになる。
と本気で思っていました。
が、そんな甘いわけなかったです。
そこからが自分との闘いかもしれません。
担当医に一番言われたことは、
「社会のルールでうわーってなった時、
どうやって自分を落ち着かせるかありますか?」
私はコーヒーとたばこでした。
さらに担当医の言葉は続きます。
「例えば社会でうわーってなった時、
それ(たばこやコーヒーを飲む)が出来ない場合もあります。
どうしても我慢しないといけないときはもちろんあります。
それが社会です。
そこを守れないとみんなの輪から自分だけ飛び出す感じです。
なんとなくイメージつきますか?
だから輪から飛び出さないようにする訓練もしなければいけません。
つまり、ほかの物で代用するとか我慢をするとか。
私はたばことコーヒーがダメな時は
我慢をすることで乗り切るだろう。
なぜなら出来ない時間が終わってから
飲んだり吸ったりすればいい。と答えました。
次に「嫌なことがあったりすると
傷行為をしていたが、する前にたばこやコーヒーを飲むことで
その気持ちを落ち着かせる訓練もしないといけない。
傷がついたら痛いしね。命も危ないかもしれない。
自傷行為をしたとしても傷をつけない工夫をしてほしいな。」と。
最初は社会のルールに対して当たり前じゃん。とか思っていたのですが
入院期間中の朝方、急におかしくなったときがありました。
もちろんたばこも吸えない状況で我慢したとき、先生が言ってる意味がわかりました。
簡単なことですが、出来ないときがある。を乗り越えることはとても大きな自信につながります。
自分(問題)と向き合ってみる
乗り越えれてから、自分が逃げていたことに向き合うことにしました。
私はノートに書いて自分に向き合いました。
逃げながらだったのでノート1冊分の自分説明書ができました。
完成したとき、久々に感じる達成感を味わうことができました。
書くことは難しいかもしれません。
それぞれの生活もあるので、
時間が作れないということもあるかもしれません。
ですが、私は書くことをおすすめします。
自分と向き合うことができ、逃げていた部分が見えたり
その問題にどう向き合うかが見えてきます。
書く時のルールとして「~だと思う。」
というのは使わない。を徹底することで
「こうだ!」「こうしなきゃいけない」
というように明確になっていきます。
明確になっていくことで、
答えが導き出されます。
仮に自分が思っているような答えではなかったとしても
「答えが出た」という自信が得られます。
その自信が大事です。
自分が思っているような答えではなかった場合、
どうやったらその答えに行けるのかを考えるのです。
悩み、泣きながらでも書く。
その行為そのものが今後大きな自信になっています。
なぜなら達成感を得られているからです。
私のノートの中には
数学でもある(-)×(-)=(+)は
感情でも(-)×(-)=(+)になるのではないか?
というのがありました。
こじつけの答えかもしれませんが
やってみて楽しかったので、ひとつ例を出します。
例)
失恋した(-) × すぐに会えない場所に引っ越した(-) = 新しい場所で自分の居場所を見つけた(+)
このように、結果は自分にとってプラスになっている!
これってすごくないですか?!
プラスになってんじゃん!って思えたら勝ちじゃないですか?
私の行動は間違えてなかった!ってなったら勝ちじゃないですか?
わかりずらい例えだったとしたらすみません。
でも楽しかったので一度やってみてほしいです。
私はこれで逃げて考えないようにしていた問題をプラスにして
その問題を受け入れやすくしました。
終わりに
うつ病になった期間は人それぞれです。
長期間の人もいれば、短期間の人もいるでしょう。
私は発症から退院まで6ケ月でした。
この6ケ月は地獄のような日々でした。
そこから今まで薬を服用することなく
過ごせています。
しかし、退院後から6年経っていますが
今でもまたうつ病の症状が出たらどうしよう。
という恐怖心があるというのも事実です。
なので今でも書くことを実践し自分の心を整理しています。
どんなに辛い現実でも、
全部一気に乗り越えるのではなく
少しずつ自分のペースで乗り越えていけると
信じています。
なので、一人で考え込まず
相談をするところから始めてみてはいかがでしょうか。
その苦しさから抜け出す手助けをしてくれる人と一緒に
一歩前に進んでみましょう。
身近に相談をする人がいない。
という人もいるかもしれません。
そんなときは、通っているクリニックの先生でもいいと思います。
先生はプロなので色々な方法を教えてくれることでしょう。
そこから自分が出来そうな方法を試してみる。
この一歩は素晴らしいことなので、
実践するだけで自信と勇気をもらえると思います。
そして、自分自身と向き合ったり、
自分に関係する環境と向き合ってみてほしいと思います。
あなたの明るい未来を心から願っています。